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奥村彰一
奥村彰一は園林や北宋山水の曼荼羅的構造を根底に持った桃源世界を表現し、「Art Award Tokyo 丸の内 2015」シュウウエムラ賞、「第20 回岡本太郎現代芸術賞」入選、「Art Award Tokyo 丸の内2017」今村有策賞・フランス大使館賞・丸の内賞(オーディエンス賞)等、数々の入賞を重ねています。現在は東京、北京、台北など中心に個展やアートフェアにて作品を発表し、高く評価されています。奥村の作品は、従来の人物主体の人物画とは異なり、北宋山水にみる入れ篭状の曼荼羅的構造が内包された、多元的な世界観を反映しています。 特徴的な色彩は、岩絵具による混色や重彩をせず、画面上でのコントラストを活かし表現されています。この色彩感覚は中国民間芸術である年画や吉祥画などがルーツとなっています。余白を意識しながら描画されるしなやかな墨線や、色面に流れる独自の空気感は、我々鑑賞者の想像力を掻き立てます。
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